●ピルロだけが知っていた

延長後半の終わりかけ、どうやったらこの試合に決着をつけられるか、その方法はピルロだけが知っていた。
決勝点はCKからクリアのこぼれ球を拾ったピルロが、右にいたグロッソに絶妙のスルーパスを送ったことで生まれたんだけど、その1個前のプレー、つまりイタリアがCKを得たプレーって、ピルロのミドルシュートだったんだよね、確か。そのシュートのシーン、場内のスローで1回見た限りでは、ピルロは打つ直前に目だけ動かしてチラッと右を見てたはず。録画してた人、確認してみてください。あいつ自分で打つ動作しながら、フリーになれる味方探してんだー。ラブミーテンダー。なんて思ってた矢先、まさしくそんなパスからの決勝点だった。俺もびっくりしたけど、これよ、ピルロも結構びっくりだったんじゃないだろうか。「ゴール前で俺んとこにボールが来るでしょ、そしたら味方がこうやって走ってて、俺がシュート打つふりしてそこにパス出すの。そういうのやれたら、PKとか面倒くさいことやんないで決勝行けるのになー。このCKでそういう感じになんないかなー……って、思ったとおりじゃん!」なんつって。ピルロは狙ってたにしても、こんなにドンピシャ都合良く偶然に条件そろうことなんか、広瀬香美の歌以外にはなかなかお目にかかれないんじゃなかろうか。

つーか話は変わるのだが、準々決勝からドイツに来てる俺の知り合いがよ、試合見終わった後スタジアムの外で待ち合わせの約束したんだが、そん時なぜか隣に美女を従えてたのよ。まじかわいい。矢吹春奈が上げたクロスを工藤理紗がダイレクトで合わせたような顔立ちだ。で、この人誰? って俺が聞いたら「ドイツ来る飛行機で隣り合わせに座った人で、俺がW杯見に行くんですつったら彼女もそうだって話になって、じゃあスタジアムで会うかもねなんつってたら、スタジアムでも席が隣だったんだよ」だと! ファーック! 偶然にもほどがあるっつーの、まったく。勝ち誇ってんじゃねーよ、まったく。はい? ロマンスの神様この人でしょうか? そんなの知らねえよ!!
話を試合に戻すのだが、ドイツはチャンスにことごとくミスショットしちゃったねー。組み立てはよかったと思うんだけど。片方のサイドにバラックとケール、ボランチが両方とも寄ってって人数かけてさ、相手の中盤も片サイドに寄せてさ、そこで勝負してバラックがガラガラの中央に突っ込んでったりとか、玄関からじゃなく勝手口から侵入するみたいな、そういう突破口を考えてたんだろうけど。でもシュートが決まんなかったんだよな。チケットなくてファンフェスタに集ってた人含めて、ドイツ人いっぱいこのドルトムントに来てたのに、残念なこった。

開幕時にはしょぼいしょぼいと思ってたドイツだけど、冬の親善試合ではイタリアに4点取られて完敗してたドイツだけど、この準決勝までには、まあベスト4にふさわしいぐらいのチームになってたので、この短期間でのチームの伸びっぷりには実に感心した。なんか1試合ごとに成長してくって、『キャプテン』の墨谷二中みたい。

決勝は片方イタリアか。サポは勝った瞬間、青い煙の発煙筒を炊いてたよ。デルピエロのゴール、もう1回見てえな。

コメント
メールしました。チェックぷりーず。
投稿者: たけきょん | 2006年07月05日 22:32
江橋、鋭すぎ!全く同感です。
ノールックパスって別に歯茎様の専売特許じゃないんだね。ピルロ神!
・・・などという歴史的好ゲームを
「テポドン2」にビビリながらTV観戦してたは、俺たち日本人だけだろうけど!
投稿者: kob@ | 2006年07月05日 22:34