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2006年07月28日

●日本、完敗

日本、完敗。「ただ」サッカーをやっている。そんな印象だった。

オーストラリアは、「最初の15分」を「残り15分」のように戦い、いきなりパワープレーで勝負をかけてきた。それは分析済みなはず。なのに日本は「普通に」試合に入ってしまった。10分の失点は、クリアがたまたまフリーの選手の足元に転がり、そこからのパス(ミドルシュートだったのか?)がたまたま別のフリーの選手の足元に渡ってしまった。けれど、打たれた時、体を投げ出してでもブロックする選手はいただろうか。

2失点目はミスが重なった。前半ロスタイム。0-1でリードされているチームが、あんなにうかつでいいはずがない。この2点目を失ったことで、後半の反撃のイメージは完全に狂わされた。

攻撃も、澤がマンマークをつけられて封じ込まれた。他の選手は、澤に頼らずに打開することができなかった。チームとして澤マーク破りのアイディアを持たずに、「ただ」サッカーをやってしまった印象だ。結果論かもしれないが、例えば、澤を相手最終ラインの中に潜り込ませて、同時にマーカーを埋没させることができていたら、他の選手が使えるスペースが中盤に生まれたかもしれない。前半30分を過ぎた頃から、徐々に最終ラインの裏が空き始めただけに、澤への「勝負パス」を送るチャンスもできたかもしれない。

 後半は、なすすべなく時間だけが過ぎていった感じだ。選手交代も効果的とはいえず、唯一パワーで対抗できそうな荒川も投入できないまま、カードは使い果たされた。

 日本の技術は、今大会中どのチームにも一目置かれていた。しかし、「自分とボール」との関係だけで、サッカーは成立しない。日本は男子同様「人と人」との勝負に敗れたのだ。「敵を倒す」という考えが、日本サッカーにはもっと必要なのかもしれない。悔しい。W杯出場の行方は、3位決定戦に持ち越された。

のだが、準決勝第2試合で敗れた北朝鮮が、試合終了後の審判、そして観客への暴力行為をはたらき、なんらかの制裁が加えられることになった。ひょっとしたら、3位決定戦は中止になるかもしれない。

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